FAQ

月刊紙「アートブライド・マンスリー」に連載中の"Trivia of Lighthing"より、
「光」に関する豆知識を転載しております。

02 炎色反応

夏といえば花火ですね!
江戸時代の「和火」とよばれる花火は、濃いオレンジ一色だったそうです。現在のように、夜空を華やかに彩る花火の色は、どうやって作られているのでしょうか?

金属を燃やすと、金属元素の種類によって炎が様々な色に変化します。この、元素が燃えて炎に色がつく現象を「炎色反応」といいます。この化学反応を利用し、金属元素(炎色剤)を火薬に混ぜ合わせることで、多彩な色に発光するのです。

例えば、リチウム(Li)は赤、ストロンチウム(St)は鮮やかな赤、カルシウム(Ca)は橙、ナトリウム(Na)は黄色、バリウム(Ba)は緑、銅(Cu)は青緑、カリウム(K)は紫、などなど。またこれらを組み合わせることによって、近年、ピンクや水色、エメラルド・グリーンといったパステルカラーの表現が可能になり、私たちの目をいっそう楽しませてくれます。

光の三原色
炎色反応

光の三原色


01 光の三原色

光は「赤・青・緑」の3色で構成されているのをご存知ですか?
3色を組み合わせることで、全てのカラーの光を作り出すことができます。この「赤・青・緑」の3色を「光の三原色」と呼びます。

これに対し、光でないもの(絵の具・カラーフィルムなど)は、「シアン・マゼンダ・黄」の3色を「色の三原色」といいます。
「色の三原色」を全て同じ割合で混ぜると「黒」になります。絵の具を混ぜて色々なカラーを作ったことのある方にとっては馴染み深いかと思います。

では、「光の三原色」だとどうなるかと思いますか?

答えは「白」です!!
色を足すことによって発色するカラーが減るという現象はとても不思議ですね!
この「光の三原色」は、テレビやパソコンのモニターなど日頃私たちが目にするものに使われています。テレビの画面を虫眼鏡で覗いてみてください。小さな「光の三原色」を見ることができますよ。

光の三原色
光の三原色

光の三原色
色の三原色